オーストラリアの先住民アボリジニは、ニューギニアとオーストラリア大陸が地続きであった約4万年前にニューギニアから移動してきたと云われています。
オーストラリアの北で赤道のすぐ南、オセアニア地区に位置する大自然に包まれた神秘の国パプアニューギニア!また2008年7月7日にはクック(1万年ほど前から広大な湿地を利用した見事な農業栽培で知られる同地域)の初期農業遺跡が初の「世界遺産登録」されました。
太平洋戦争で旧日本軍20万人が犠牲になったとされるPapua Newguinea。50代以上の方なら、思わず口ずさむであろうラバウル小唄♪は有名ですね。
探検クルーズ客船“ORION” (No.2) |
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メガヨットタイプの探検クルーズ客船“ORION”(全長103m 4,000トン) |
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サリナ・ブラットンさん(Sarina Bratton)の話を聴き、是非その「ORION・クルージング」を体験したいと思ったのが約1年前。女性としてはおそらく、世界初の客船クルーズライン創業者といわれているオリオンエキスペディションクルーズ社の社長である。
彼女はかつて販売代理店の売り上げを30万豪ドルから3000万豪ドルにまで引き上げビジネスリーダーシップの功績が高く評価され、2003年にはコモンウエルスガバメントから100周年の功労メダルを授与。さらに2006年には卓越したビジネスウーマンに贈られるヴ−ヴ・クリコアワードで表彰されています。
そこで私が選んだクルージング先は、 人と自然が共に生きる「地球最後の楽園」パプアニューギニア!!
「地球最後の楽園」パプアニューギニア! (No.3) |
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9月の初めORION社から、立派な黒皮の「クルーズ案内書」が送られてきた。P&O南太平洋、南極大陸に続いて3度目のクルージング旅行だ。(南極は3ヶ月前から健康診断&カイロ60個等準備期間を要した)今回は熱帯地域ということでマラリア&予防接種が必要でした。
会員である「日本旅行作家協会」の先輩にお聴きすると「日本からの出発には予防接種は必要なかったです」との事。安心したものの案内書には「DRに相談すること」と掲載されている。ちょうど友人宅でのパーティーでハイスクールに通っているお嬢さんが中国に修学旅行に行くのに予防接種をするとか。その話を聴き少し不安になり調べてみると「パプアニューギニアのジャングル地帯や、セピック川流域(訪問地)では特に注意が必要である」との情報。早速病院に行くとDRからは「オーストラリアでは"熱帯雨林地域"には予防接種は原則です」といわれ、(パプアニューギニアはブラジルのアマゾン、アフリカのコンゴに次いで世界で三番目に大きい「熱帯雨林」を有している)即、下記の処方箋になりました。
@ マラリアの飲み薬 Doryx 100(入国2日前から帰国後2週間まで!) A 腸チフスの予防接種(有効期限は1年) B A型肝炎の予防接種(有効期限は3年)
同行するシドニー郊外ボンダイ・ビーチ在住の長女は「マラリアの飲み薬」と「破傷風」(Tetanus Vaccination)の予防注射をし(DRによって処方箋は違う)その他、蚊の予防スプレーと塗り薬も用意し、いざ出発!
クルージングの旅は前日には現地入りが良いでしょうね。どんなことで飛行機が遅れるかもや知れません。客船ORIONは22日にケアンズから出航のため、21日にはシドニー発ケアンズ1泊。当日はゆとりをもって集合場所の「NO2 PASSENGER TERMINAL」へ!
探検ながらエレガントも兼ねそろえたクルーズ客船"オリオン"で行くパプアニューギニアの旅!!いよいよExpedition Cruisesのスタート!です。日程に沿って写真で紹介する「パプアニューギニア旅行記」をお愉しみくださいね!
■9月22日(月)
入港してきたクルーズ客船“ORION” (No.4) |
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受付が始まりパスポートを預けます (No.5) |
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15:00 受付が始まりパスポートを預けます。 16:15 船上での義務的な演習 17:00 アロタウ & ミルネベイに向けて出航! (Alotau & Milne Bay)
和やかな雰囲気のラウンジ (Leda Lounge) (No.6) |
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このORIONパプアニューギニア行きは船客80名 クルーが78名 リピーターがなんと17組の34名も!年齢は14歳から80歳近くまで!平均年齢は67歳との事でした。 |
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「Dinner Constellation Restaurant」 (No.7) |
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船内 左右にキャビンがあります (No.8) |
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Deck 3 の私達の部屋 (No.9) |
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各部屋のTVで船の前方景色が見れる (No.10) |
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船内は美しく豪華!メンテナンスは行き届いています。スタッフの方は主にオーストラリア人で、食事等レストランのサービス係はかつて暮らした国のフィリピン人です。にこやかに話しかけてくれるスタッフ78名と私達船客80名が揃いました。
(残念ながらクルージング途中にお2人が救急車、いえ救急ゾリアックと飛行機でオーストラリアの病院に運ばれたとか、後日船にE-Mailが届き、お元気とのこと皆で安心しました。)
船では前日に明日の予定が配られます。事前にFAXで申し込んでおいたオプション・ツアーのスケジュールに沿って参加していきます。
■9月23日(火)AT Sea
コーラルシー(CORL SEA)を航海し、明日着くアロタウ迄は一日中船の中。今日はアロタウ&ミルネベイのレクチャがあります。
非常訓練(ライフボートドリル) (No.11) |
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明日からのスタートの上陸時の説明を受ける (No.12) |
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明日はパプアニューギニア♪ 大海原の船上から 美しいサンセットを味わう (No.13) |
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ディナーはキャプテンSteffen Friedrichさん主催のWelcome Dinner♪でした。 ほとんどのカップルはリタイアー後に旅を愉しまれている様子で、オーストラリアのシドニー、ブリスベン&メルボルンから参加されているようでした。 |
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■9月24日(水) @アロタウ着(ミルンベイ州の州都)(Alotau、Milne Bay)
ローカル・ウエルカム ダンス♪ (A local cultur group) (No.14) |
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現地人の 歓迎の ウエルカム・ダンスと歌♪ (No.15) |
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船客が順番にゾディアックに乗って アルタウ島へ (No.16) |
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私達の到着を珍しそうに見ている村人 (No.17) |
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ガイドのLina Kaleboさん (No.18) |
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ガイドのLina KaleboさんとLookoutにて(バックのORIONが見えます) |
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アロタウの賑わうマーケット (No.19) |
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マーケットで売っている “麻酔するビート・ナッツ ” (No.20) |
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パプアニューギニアではこの胡椒科の木であるビンロウ樹の実を口に入れてチューインガムのように噛む習慣があります。「ブアイ(buai)」と呼ばれる一種の嗜好品で、子どものうちから口をクチャクチャさせている。噛むと口の中が真っ赤になり掲載の写真でも現地人の口の中が赤くなっていますね。身体が少し痺れるそうです。
「LEST WE FORGET」と記されている 戦跡の大砲の上で 無邪気に遊ぶ子供達 (No.21) |
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ゾディアックから船に戻ったら 各自の部屋番号を元に戻します。 (安全確認の為) (No.22) |
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■9月25日(木) Aサマライ島(アロタウ以前の州都) (Samarai Island)
サマライ島着(Samarai Island) (No.23) |
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サマライ島の現地の裸足の子供達 (No.24) |
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島に着くとスッタッフが事前に用意をして私達船客を待ってくれています。 水、蚊のスプレー、日焼け止め等用意万端!
明るい子供の笑顔(^o^)/ (No.25) |
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お土産を売る女の子 (ビート・ナッツを噛んで歯が赤くなっている) (No.26) |
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電力会社見学 (PNG・SAMARAI POWER LTD) (No.27) |
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電力会社の工場内 (No.28) |
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道端に咲く花 A−@ (No.29) |
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道端に咲く花 A−A (No.30) |
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サマライ島の丘からの景観 (No.31) |
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Bクオート島 (Kwato Island)
クオート島 (Kwato Island) (No.32) |
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ウエルカムで正装で迎えてくれた クオート島の娘たち (No.33) |
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かわいい花飾りをした少女達 (No.34) |
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クリスマス迄に完成予定の 建設中の集会場 (No.35) |
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クオート島の 山上の CHARLES ABEL MEMORIAL CHURCH (No.36) |
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珍しい石作りの 教会の内装 (No.37) |
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山上の教会( CHARLES ABEL MEMORIAL CHURCH) 独特なデザインの歴史を感じる建物は必見!
■9月26日(金)
早朝のヨガ体操♪ (No.38) |
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今日は午前中は自由時間。早起きしてStretch & Relaxとジム!クルージング中はStephさんによる毎朝のストレッチとヨガがあります。 |
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海を見ながらジムで汗を流す (No.39) |
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OPIONの船まで 貝やバナナを売りに来る村人 (No.40) |
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Cファーガソン島 (Fergusson Lsland)
ファーガソンの村 (Fergusson isiand) (No.41) |
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ファーガソン島では「The Deidei Hot Springs」といって活動する温泉地帯を現地のガイドや子供たちと一緒に歩く。 |
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薪を運ぶファーガソンの村人 (No.42) |
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ユーカリの樹! (オーストラリアと似た樹や草花がある) (No.43) |
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噴出する間欠泉 (No.44) |
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温泉の前で村の子供達と (No.45) |
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ファーガソン島の子供と話しをしながら 手を繋いで歩く (No.46) |
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お揃いの花飾りをつけて お手て繋いで仲良く歩く。 子供達は英語はぺらぺら! (No.47) |
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村の子供達が流暢な英語を話したのにはびっくりしました。 公用語は英語とか、その他植民地言語のピジン語が共通語として使われているそうです。
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